バナ男の身分証明失敗で問われる「身分証明の意義」

今回の参議院選挙で繰上げ仮当選を果たした野党・保守民主党代表のバナ男さん。期限内に身分証明審査が完了せず、当選取り消しとなった。

身分証明は正体不明の謎議員を当選させないために重要なのは間違いないだろう。しかし、今回の選挙では明らかに実在するであろう人物2名の身分証明が、事務手続き上の問題により当選取り消しとなった。

対して、夕張内閣閣僚で新人、緑国民党のチューリング氏の身分証明は事務局の指摘なく、穏便に終了している。チューリング氏は2022年6月30日にサーバー入り。この時点で「過去3ヶ月間の主体的な発言」という身分証明の基準から外れているが、提出したTwitterアカウントですら作成日は2022年7月だった(公職選挙規約では、3ヶ月以上前に作成されたTwitterアカウントを必要としている)。

繰り返すが、身分証明自体が間違っているとは思わない。しかし、その運用が結果的に与党有利、野党不利に働いていている現状について、その意義から考え直す必要があるのではないだろうか。


保守民主党幹部の話

「大変残念です。プレステージのEmilyさんが取り消しになった段階で候補者が定員と同数になったので、身分証明やらなくてもよかったのではないでしょうか。」

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